「先生との距離が遠い」「教室が騒がしい」「グループでの話」などでは、補聴器や人工内耳を装用していても、ことばの聞き取りが難しくなってしまいます。
補聴援助システムを利用することで、送信機から送られてきた先生のことばを直接聞き取ることができます。
送信機のマイクで拾ったことばが補聴器や人工内耳に取り付けた受信機に直接送られます。
そのため、周りがうるさい環境でも、ことばが聞き取りやすくなります。
補聴器は比較的近い距離での会話には効果がありますが、周囲に騒音があったり離れた位置から話をされたりすると聞き取りが難しくなります。補聴援助システムは、20m程度の範囲内であれば、話し手がマイクを使うことで聞き手の補聴器や人工内耳まで直接ことばを届けることができます。
静岡県乳幼児聴覚支援センターでは、難聴児が集団の中で授業に参加しやすくなるよう、静岡県の事業として補聴援助システムの貸し出しを行っています。
※貸出期間中に在籍園・校の協力が得られ、難聴児にとっても効果が感じられた場合は、その後個人的に購入して継続使用し始めることが多いです。
貸し出しの後に在籍されている園・学校に県立聴覚特別支援学校、乳幼児聴覚支援センターの担当者が訪問し、協力を求めます。また、使用状況などについて助言を行います。
手順については以下の通りです。
静岡県乳幼児聴覚支援センター
〒420-8527 静岡市葵区北安東4丁目27-1 静岡県立総合病院内(内線8161)
054-247-6168(FAX:054-247-6171)
メールアドレス:gh-nyuyoji-asc@i.shizuoka-pho.jp
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